今年度のクリニカルパスに関して、一応一区切り。
先日、院内の審査部門を「一部修正で承認」された。指摘されたところを修正して再提出。再審査はない。一安心である。
来年度は看護研究がある。テーマは何にしようかを検討中。
候補は、
①心筋梗塞患者の退院指導
②全身清拭の効果的な方法
③心臓カテーテル検査後の検査部位の安静を目的とする装具の作成
今回の研究の目的は、現場で今後も活用できることである点では3点とも良いが、ニーズがあるか無いかを考えると①と②だと思う。心カテの装具は、検査を受ける患者が比較的若く、検査やその後の安静に理解力がある場合が多いのでまず必要ないともいえる。ただ、穿刺部位を固定して出血のリスクを軽減するという目的は重要である。「装具」ではない別な方法があるのかもしれないので、研究とは別に検討してみることとする。
①については少し残念な話だが、当病棟の場合入院治療後の生活指導として画一されたものがなく、するもしないも、そしてその方法や内容も受け持ち看護師しだいである。現場で活用できるものと言うことは、クリニカルパスとも目的を同じくすることである。つまり標準化し、誰が関わっても同じ内容、同じ指導、同じ(位の)効果である必要がある。
そのためには何か「ツール」が必要になる。生活指導というと「パンフレット」が一般的である。そして、理解度を評価するために「アンケート」。それを、全スタッフが同じく活用できるような「マニュアル」も必要だ。
しかし、そこまでの研究が果たして通常業務と片手間でできるのだろうか。
職場の先輩には「なぜ生活指導が定着していないのか」「生活指導の必要性はどのていどあるのか」など、必要なツールを作ったり、その効果を評価したりする前段階についての研究も良いのではないかという意見をいただいた。
②についてでは、通常私の勤務する病棟では石鹸清拭を行っている。
手順は以下のとおり
(1)バケツ2個、タオル3本、石鹸を用意
(2)一個のバケツにタオルを浸し石鹸であわ立て、体を拭く
(3)石鹸を取り除くため、もう一個のバケツでタオルを浸し体を拭く
(4)(3)をもう一度行い、石鹸をきれいにふき取る
やってみると結構な手間がかかる。そこで最近職場で見直されているのが清拭剤。商品名では「ハビナース」が有名ではないかと思う。
石鹸清拭はやっぱりきれいになる。清拭剤との効果を比較するのも面白いが、それこそ科学的な視点での研究になるため大変そうだ。メーカーである程度のデータを持っているかもしれない。恐らく結果は、一長一短だろう。実際現場の意見としては、乾燥しやすい高齢者には保湿成分のある清拭剤のほうが清拭後の肌のケアには向いているようだ。石鹸をあわ立て、その「泡」だけで拭く事で保湿効果があったという研究もあるようだ。
どちらにしても、勤務と両立させることは非常に難しいテーマばかり。それなら、仕事しながらできるものという考えたかもある。
そういう点ではやはり①か・・・
来年度も忙しそうだ。将来の夢をかなえる頃にはジジイになっているだろう。